合わせガラス用PVB中間膜テクノロジー

合わせガラス用PVB中間膜、S-LEC(エスレック)™フィルムは、安全性・防犯性・紫外線(UV)カットなどの多彩な機能と価値を提供します。その高い品質が認められ、世界中の自動車、建築用合わせガラスに使われています。

• 安全性- ガラス破損時の飛散を防止、衝撃を吸収
• 防犯性- ガラスの破壊・貫通を遅延
• UVカット – UVを99％遮断

機能性微粒子を中間膜中に均一に分散することにより、様々な機能やデザインを発現します。この技術はPVB中間膜の高機能化、意匠性の向上に貢献します。

複数の着色微粒子により中間膜の色味や透過率をコントロールしたS-LEC™カラーフィルムに、遮熱微粒子を中間膜中に分散すれば、可視光線は透過させ近赤外線を遮断するS-LEC™遮熱中間膜を実現します。また、それらを組み合わせることも可能です。

接着力制御は合わせガラスの安全性を確保する上で必要不可欠な技術です。

合わせガラスの仕様やプロセスに応じて最適な接着力をコントロールすることにより、合わせガラスは衝撃を受けてもガラスの破片が飛散しにくいほか、耐貫通性が高く自動車や建物などの安全や防犯などに貢献します。

お客様毎に最適な仕様をお届けすることで、合わせガラスの品質安定性に貢献しています。

S-LEC™フィルムはこれらテクノロジーを組み合わせ、あらゆる新しい機能・デザインを提供し、合わせガラス用中間膜を通じて社会課題の解決に貢献しています。

例えば、接着力制御により合わせガラスに安全性を、微粒子分散で遮熱機能、多層共押出で遮音機能、厚み制御とくさび角度制御、これらテクノロジーの組み合わせにより遮音・遮熱機能を有したS-LEC™くさび形中間膜を提供することが可能になります。ヘッドアップディスプレイに求められる鮮明な映像表示加え、車内に静けさを与え、太陽の日差しに含まれる赤外線をカットすることにおり燃費・電費改善に貢献します。