デザインとしての
ガラス

ニュートラルグレーシリーズは、車内のインテリアの色を忠実に再現し、一般的に自動車用ガラスで使われるグリーンガラスに限らない、自動車デザインの選択肢を大きく広げます。

内装にこだわったラグジュアリーなクルマにおいて、外から見た内装の色味を邪魔しないニュートラルグレーシリーズは大きな選択肢の1つです。一般的に、自動車ガラスには太陽光の日差しを抑えるためにグリーンに着色したガラスが使われています。当然、車外から内装を照らす光もグリーンになります。ニュートラルグレーシリーズはドライビングシートに使われた革の質感や色味、インテリアの色調をダイレクトに見せることを可能にします。

S-LEC™フィルムは、長年愛されてきたデザインを否定することはありません。たとえば伝統的なデザインの雰囲気を損ねず、軽量化を目指す場合。透明性の高い化学強化などの薄板クリアガラスを使用する際、S-LEC™ライトグリーン中間膜と合わせることにより、一般的に自動車ガラスで使われるグリーンガラスとのカラーマッチングを実現します。

培われてきたデザインの命脈を断つことなく、一歩踏み込んだ技術的な進化を可能にします。S-LEC™フィルムは自動車デザインの自由度を手助けする製品です。

プライバシーグレーは、車内のプラバシー保護とともにガラスに上品さを与え、世界中で消費者から広く求められています。

車内は常に万全な状態とは限りません。荷物を積んでいたり、清掃が行き届かない日もあるでしょう。車が止まったタイミングに通行人からジロジロ見られて気まずい思いをしたり、駐車場で周りから車内を見られないようにするアイテムがプライバシーガラス。言わずと知れた製品でもありますが、遮音や遮熱グレードまで備えているのがS-LEC™フィルム。色・透過率のバリエーションが豊富にラインナップされているため、後部プライバシーガラスでは後方視認性と製品カラーのベストバランスを探れます。

可視光線透過率（Tvis）が2%から70%以上に連続的に変化するS-LEC™ワイドグラデーションフィルムにより、日差しを抑えながらクルマに美しさを与えます。早朝や夕方など、太陽の位置が低い時間帯はドライバーの目に直接日光が差し込む危険性が。フロントガラス上部に可視光線透過率の低いカラーを置くことで、危険な事故が回避できます。もちろん色変化は滑らかに推移し、デザインに自然な印象を付与しました。

S-LEC™ワイドグラデーションフィルムでは、グラデーション幅とカラー部の可視光線透過率が異なるデザインを複数種類ラインナップ。目指すデザインに合わせて、適切な組み合わせの製品を選択できます。デザインのカスタマイズも可能です。

同じ色目のS-LEC™カラーフィルム、S-LEC™ワイドグラデーションフィルムにより、フロントガラス、ルーフ、リアガラスでカラーデザインを統一することできます。

クルマの印象に大きく影響するガラスデザインの統一感。S-LEC™カラーフィルム、S-LEC™ワイドグラデーションフィルムはそれぞれ豊富なカラーラインナップを用意しています。自動車ガラスの開発を共同で進めることにより、カスタマイズデザインも可能です。求めるガラスの色見やデザインについてぜひお問い合わせください。

遮熱

S-LEC™遮熱中間膜は遮熱微粒子を中間膜中に分散することで車内に差し込む赤外線をブロックします。ジリジリと焼けつくような太陽からハンドルやシート、ダッシュボード、乗る人の肌を守ります。