S-LEC™フィルムによる
ガラスデザイン

自動車ガラスには、一般的にグリーンに着色されたガラスが使われています。そのため外から車を見た時に、車内はグリーンがかって見えてしまいます。

内装にこだわった高級グレードの車においては、質感やインテリアの色味に至るまで意図した見え方があるはず。しかしグリーンガラスによって外から見た内装のカラーと、実際の内装の色味が異なって見えてしまう可能性は否定できません。デザイナーが意図したインテリアの質感・色味・空気感がどこから見ても表現できる、それがニュートラルグレーの色調です。

ピュアブルーシリーズによる先進的な自動車ガラスデザインを提案します。

知的や静謐といったイメージを持たれやすい青系統の色。直感的に水や空といった自然を連想されることも多く、環境に配慮した車の着色窓に適したカラーです。電気・水素といったエコ燃料を用いた車が多くなってきた昨今、クルマのデザインに未来感を加えます。

S-LEC™フィルムは、長年愛されてきたデザインを否定することはありません。たとえば伝統的なデザインの雰囲気を損ねず、軽量化を目指す場合。透明性の高い化学強化などの薄板クリアガラスを使用する際、S-LEC™ライトグリーン中間膜と合わせることにより、一般的に自動車ガラスで使われるグリーンガラスとのカラーマッチングを実現します。

培われてきたデザインの命脈を断つことなく、一歩踏み込んだ技術的な進化を可能にします。S-LEC™フィルムは自動車デザインの自由度を手助けする製品です。

S-LEC™カラーフィルムのダークカラーシリーズでは、可視光線透過率35％から2％までの製品を用意。まぶしさを低減するだけでなく、UV(紫外線)をカットし、さらに赤外線カットする遮熱グレードを採用することで車内の温度上昇も防ぎます。

需要が増しつつある電気自動車においては、特に重要になる電力効率を高めることができる点も、大きなアドバンテージの1つ。パノラマルーフのデザイン的魅力を最大限引き出しつつ、車内環境の向上にも効果を発揮します。

プライバシーグレーは、車内のプラバシー保護とともにガラスに上品さを与え、世界中で消費者から広く求められています。

S-LEC™フィルムのダークカラーシリーズは、プライバシーガラスの役割である周りから見られないようにする機能だけでなく、遮音の機能も備えています。色や透過率のバリエーションから、最適なプライバシーガラス用中間膜を選ぶことができるようにラインナップされています。

“デザインは本来もっと自由なものでいい”という着眼点から、プライバシーカラーを提案します。

落ち着いた深みのあるブロンズのカラーガラスは、優しい色合いが特徴。目にした人に自然な印象を与えます。また、ブロンズ色のカラーガラスは黄色みがかった茶色という色の特徴から、車全体のデザインに落ち着いた深みを付加し、デザインの統一性がうまれます。

S-LEC™ワイドグラデーションフィルムは、デザインとしての役割だけでなく、ドライバーの安全を守る役割もはたしています。可視光透過率がを調節して、運転を妨げる強烈な日差しを抑えながら車を美しく演出してくれます。

S-LEC™ワイドグラデーションフィルムでは、グラデーション幅とカラー部の可視光線透過率が異なるデザインを複数種類ラインナップ。目指すデザインに合わせて、適切な組み合わせの製品を選択できます。デザインのカスタマイズも可能です。

S-LEC™ワイドグラデーションフィルムはリアガラスにも先進的なデザインを与えます。

S-LEC™ワイドグラデーションフィルムは、リアガラスにも先進的なガラスイノベーションを感じさせます。フロントガラスからルーフそしてリアガラスまで使って、連続したグラデーションも可能となります。このような大きな範囲を使ってのグラデーションは、車を見ている人に近未来的なイメージを感じさせます。

カラーグラスを複数組み合わせるときに大事になるのが色味の調和。同じ色目のS-LEC™カラーフィルム、S-LEC™ワイドグラデーションフィルムにより、クルマのフロントガラス、ルーフ、リアガラスを統一したデザインにすることができます。

自動車ガラスの開発を共同で進めることにより、カスタマイズデザインも可能です。求めるガラスの色見やデザインについてぜひお問い合わせください。