建築ガラスにおける課題

様々な気候条件下において、より高い構造物やより複雑・美的なファサードの施工には、建築物の設計及び使用材料の両面から革新的なソリューションが必要となります。

建築士は、現代的な外観や汎用性の高さから建築にガラスを用いるようになっています。ガラスの主な特性として、透明性の高さと軽さが挙げられます。建築物にガラスを用いる際には、クリアな視界を損なわずに、そこに住む人や室内の人・物を熱や紫外線から守ることが課題として挙げられます。

遮熱合わせガラスとは？

積水化学は、S-LEC(エスレック)™遮熱中間膜フィルムを開発・製造し、その高度な革新的技術により、太陽光の影響を大幅に軽減するPVB中間膜による建築合わせガラス向けのソリューションを提供しています。

ベネフィット

S-LEC™遮熱中間膜を使用した合わせガラスは1,300～2,500nmの赤外線を遮断し、焼けつくような日差しから肌を守ります。紫外線を99％以上カットしながらも、可視光線を透過して室内の明るさを保ちます。優れた遮熱性能により肌を守り、快適な温度を実現します。

遮熱グレードとして、LグレードとHグレードを用意しており、用途に合わせて最適な仕様を選択いただけます。

S-LEC™遮熱中間膜を使用した合わせガラスは熱感の原因となる赤外線をブロックしながらも、可視光線を透過してクリアな視界を確保します。消費電力を削減し、肌を守り、快適性を向上するベネフィットを体験してください。

快適性

S-LEC™遮熱中間膜を使用した合わせガラスは、赤外線をカットしつつ、目に見える可視光線を透過させることで、クリアな視界を確保し、仕事、授業、料理、工芸などのあらゆるシーンで室内を快適な日差しで満たします。

消費電力の削減

積水化学のS-LEC™遮熱中間膜は合わせガラスの遮熱性能を大幅に向上します。日差しの強い日でも、建物内を涼しく、エアコンの温度を抑えることで消費電力の削減に貢献します。

人を守る

健康のためにも、室内や車内に入り込む紫外線のカットも欠かせません。 S-LEC™遮熱中間膜を使用した合わせガラスは、赤外線と紫外線を効果的にブロックすることで、働く、住む、くつろぐといった現代のニーズに合った建築物を実現します。

肌のダメージの原因となるUV-Aを99.9%カットするS-LEC™プレミアムUVブロッキングフィルムUA01に遮熱機能を組み合わせることも可能です。

遮熱

東京スカイツリー®（東京）
事業主体：東武鉄道（株）・東武タワースカイツリー（株）
画像提供：大林組

遮熱

ミッドランドスクエア(名古屋)

遮熱

積水化学は多様な合わせガラス用PVB中間膜を製造しており、遮熱は様々なソリューションのひとつです。

積水化学の合わせガラス用PVB中間膜、S-LEC™フィルムは、安全性（ガラス破損防止）・防犯性（侵入防止）に優れており、遮音やデザイン等の機能を追加することも可能です。1枚のPVB 中間膜に多様な機能をもたせ、最適な透明性とベネフィットを実現します。

建築用途として、S-LEC™フィルムは次のような、様々な用途に適用できます。

積水化学は、グローバルに展開する各生産拠点に技術サービス部隊を擁しています。製品の設計段階からサポートし、美観・遮熱・建築要件に合ったソリューションを創出するお手伝いをいたします。

建築事業に関する具体的なご要望をご連絡ください。積水化学は未来の建築物に求められる合わせガラスに応えていきます。